相談から受診までの総合ガイド
アルコール依存症は、本人だけでなく、家族の生活にも深い影響を与える病気です。「どう接してよいか分からない」「本人が受診を拒む」「毎日の対応に疲れた」多くのご家庭で、誰にも言えない苦しみを抱えたまま時間が過ぎてしまっています。
でも、家族がひとりで抱え込む必要はありません。「説得できなくても、まずは家族だけでもご相談ください」。家族が動き始めることで、状況が大きく変わることは少なくありません。
このページでは、家族が取るべき最初の一歩から、治療へのアプローチ、家族自身のケアまで順を追って整理しています。「あなたの対応が間違っていたわけではありません」。まずは罪悪感を少し手放し、安心して読んでいただければと思います。
新生会病院では、精神保健福祉士による家族だけの個別相談(無料)を行い、状況に合わせた最適な対応をご提案しています。家族が安心して動き出せる場所として、どうぞご活用ください。
家族が抱える不安と悩み
まず最初に「家族が相談する」ことが回復の出発点
アルコール依存症の治療の第一歩は、本人ではなく「家族の相談」から始まることがほとんどです。
- 本人が受診を拒む
- 話し合おうとすると逆上される
- どのように声をかけてよいか分からない
このような状態でも、ご家族だけで相談していただいて構いません。
当院では精神保健福祉士が、現在の状況・家庭での様子・これまでの経緯を丁寧にお聞きし、状況に合わせた最適な対応をご提案しています。まずは、家族が安心して動き出せる場所としてご活用ください。
本人を「治療につなげるための正しい方法」
STEP1:家族が専門家へ相談(家族だけでOK)
専門家が状況を分析し、適切なアプローチ方法を助言します。
STEP2:声かけや距離の取り方を学ぶ
本人の心理を理解しつつ、受診につながりやすい伝え方があります。
STEP3:本人が「行ってみてもいい」と思える環境づくり
強制ではなく、「まずは相談だけ」というハードルを下げたアプローチが大切です。
家族が避けるべき対応とは?
家族が精一杯頑張っても、解決に繋がらないこともあります。
本人のためにと思った行動が結果的に状況を悪化させ、家族の負担を増やしてしまうことにもなります。
避けるべき代表的な例
- 感情的に責める
- 問題を家族が肩代わりする
- 飲酒の後始末を黙って引き受ける
- 自分を責め続ける
本人への対応を整理することで、本人が治療につながりやすくなります。より良い対応方法や治療へのつなげ方を具体的にアドバイスします。
疲れ果ててしまう前に、家族(ご自身)のケアを
アルコール依存症の家庭では、家族が限界まで頑張り、心身ともに疲れ果ててしまうことが少なくありません。
家族がやるべきケアは、次のような内容です。
- 誰かに話す(専門家へ相談)
- 家族だけで抱え込まない環境づくり
- 自分のことを優先して過ごす時間を持つ
- アルコール依存症を理解する
まずはご家族だけでご相談ください(無料)
初回は家族だけでの相談で大丈夫です。必要な対応方法を一緒に考えましょう。
まずは安心して、ご相談ください。

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