このページでは、入院を考えるタイミングや、ご家族が実際に取れる手順をお伝えします。
まずはご家族だけでご相談・病院見学いただけます。本人が治療を拒否している段階でも構いません。
入院治療をご検討いただく状態の例
以下のような状態が見られる場合、外来通院だけでの対応が難しくなっていることが多く、入院治療が有効な選択肢となります。
- 自力ではお酒をやめることが難しい状態が続いている場合
- お酒をやめた時に離脱症状が強く出る場合手のふるえ、発汗、不眠、けいれん発作など
- 食事や水分が十分にとれない日が続いている場合
- 肝障害、膵炎など、身体の病気が悪化している場合
- 「死にたい」という気持ちや自傷・自殺企図、幻覚・妄想などの精神症状がある場合
- 飲酒運転、徘徊、火の不始末など、ご本人や周囲の安全が心配される場合
- 外来通院だけでは治療が続きにくく、断酒の継続が難しい場合
- ご家族の負担が大きく、自宅での支援を続けることが難しい場合
ご高齢の方の場合
- 飲酒による転倒・失禁を繰り返している、または認知機能の低下が心配される場合
- 体力面などから定期的な通院が難しい場合
上記のような状態がある場合には、入院によって安全に断酒を進めながら、身体面・精神面・生活面を整えていくことができます。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。
ご家族が直面する2つの課題
課題 ①
本人の激しい拒否(否認)
アルコール依存症の方は「自分は大丈夫」「入院するほどではない」と感じていることが多く、家族が入院を促すと激しく拒否したり、怒り出したりするケースが多くあります。
対策感情的な説得は逆効果です。まずはご家族だけで専門家に相談し、本人への具体的な声かけ方法やタイミングのアドバイスを受けましょう。
課題 ②
専門の受け入れ先(病院)がわからない
アルコール依存症の入院を受け入れている専門病院は限られています。「どこに相談すればいいか」「どの病院に入院できるのか」という情報が少なく、ご家族が一人で調べるには限界があります。
対策当院(新生会病院)はアルコール依存症の専門病院です。精神保健福祉士(PSW)が入院相談を専門に担当しており、状況をお聞きしたうえで最適な方法をご提案します。
入院治療までの具体的な3ステップ
当院では、ご家族が入院につなげるための流れを以下の3ステップで整えています。
STEP 1 : ご家族だけで当院へご相談
精神保健福祉士(PSW)が個別相談に対応します。本人の状態・現在の状況・ご家族の不安など、どんなことでもお話しください。相談は無料、本人なしでもOKです。電話・メール・来院のいずれかで受付しています。
STEP 2 : アドバイスに基づき、本人の外来受診へ
PSWのアドバイスをもとに、声かけのタイミングや方法を工夫し、まずは本人に外来を受診してもらいます。「相談だけ」「1回だけ話を聞きに行く」というかたちで誘うのが有効です。
STEP 3 : 診察および「入院」の可否判定
医師による診察のうえで、入院の必要性と方針を判断します。状況によっては即日入院も可能です。入院後は、アルコール依存症の専門プログラムによる治療が始まります。
※即日入院ご希望の場合は、事前にお電話でご相談ください。
緑豊かな自然環境の中で回復に専念できます
新生会病院は、広大な緑に囲まれた開放的な環境にあります。中庭や散策路、テラスなど屋外で過ごせる空間も充実しており、入院中も心身がリフレッシュできる環境を大切にしています。
中庭
ポプラの木
テラスカフェ キッチンカー
グラウンド
個室病室
中庭の散策路
ご家族だけでの相談・病院見学もできます
ご家族だけでの個別相談
本人を連れてこなくても大丈夫です。精神保健福祉士(PSW)が、現在の状況をお聞きしたうえで、今後の対応方法をアドバイスします。相談は無料、予約制です。
病院見学(ご家族のみでもOK)
「どんな病院かわからず不安」というご家族には、事前の病院見学をお勧めしています。施設の雰囲気を実際にご確認いただくことで、本人へ自信を持って説明できるようになります。見学は予約制です。
相談・見学のご予約は、相談室(精神保健福祉士)までお気軽にどうぞ。
家族教室・勉強会のご案内
当院では、アルコール依存症のご家族を対象とした勉強会・家族教室を定期的に開催しています。依存症への理解を深め、ご家族自身が心の余裕を取り戻すことが、本人の回復への近道になります。ご家族だけのご参加で大丈夫です。
家族教室のご案内(7月)
更新日:2026.06.23
家族教室は、アルコール依存症患者の家族のみなさまのための教室です。アルコール依存症の基礎知識、再発に備えて家族ができること、本人とのコミュニケーションのコツまで、1回1テーマ、4回1クールで学びます。他のご家族と体験や気持ちの分かち合いができる場でもあり、どのテーマからでもご参加いただけます。
入院費用について
精神科の入院には健康保険が適用されます。また、高額療養費制度を利用することで、月々の自己負担額を一定の上限に抑えることができます。
高額療養費制度とは
医療費につきましては、各保険者の「高額療養費制度」をご利用いただけます。これは、世帯の所得に応じて自己負担の上限が定められており、その限度額までのお支払いで済む制度です。
また、食事療養費については、非課税世帯など一定の条件を満たす場合に「減額制度」をご利用いただけます。
※いずれの制度も、ご利用には所定の手続きが必要です。詳しくは病院窓口までお気軽におたずねください。
入院についてよくある質問
まずはご家族だけでご相談ください(無料)
初回は家族だけでの相談で大丈夫です。必要な対応方法を一緒に考えましょう。
まずは安心して、ご相談ください。

当院について


